今月はそんな感じで行きたいと思います。
最終的には別の目的があって始めた実験用の環境構築ですが、ちょっと気になったんで先にこっちの検証をやっていきたいと思います。
で、Simutransの市内建築ですが、それぞれの建物にres(住宅)、com(商業)、ind(工業)の3種類があり、それにプラスして役場、本社、モニュメントが市内建築の一種みたいな挙動をしています。ランドマーク等は特殊建築という扱いで、旅客発生のメカニズムは別となっており、都市の人口にも無関係です。
そして今回は市内建築が人口に及ぼす影響について調べていきたいと思います。
まぁ基本的にはアドオン作者向けの記事っぽくなるんでしょうか。
兎にも角にも最小構成の都市を用意します。当然ながら専用のアドオンを用意していますが、役場のレベルも0にしています。
役場だけの都市ですが人口が141人もいます。
ここからレベル0の市内建築を建てていきます。
レベル0のres属性の市内建築を建てた時にどれだけ人口が増えるでしょうかというところから今回の検証は始まっていきます。
もとの人口が141だったので6人の人口増加です。
続いてレベル1のresを建てていきます。
また人口が6人増えました。なお、レベル0もレベル1も旅客度郵便度ともに1となっています。
一旦これらの建物を撤去して今度はレベル2のresを建てていきます。
建てた結果、12人増えました。この調子で5、10と建てていきます。
5で30人、10で60人増えました。
この調子でどんどん建てていくと、レベル×6人(最低値は6人)人口が増えることがわかりました。
今度はcomとindで検証していきたいと思います。
それぞれ同じく6人ずつ増えました。
ということで市内建築のレベルと人口の関係は…
・レベル×6人(0の場合も1で計算)で市内建築の総和で決まる
・最低人口が存在する
・住宅、商業、工業での違いはない
ということがわかりました。
続いて、旅客の発生具合を見ていきたいと思います。
レベル50000の建物(人口30万)のpassenger_factorと旅客度の関係は以下のグラフのようになりました
続いてどういう風に旅客が沸くかを観察していきます。
こんなマップを用意しました
列車は運行開始していますが、ルートなしの状態で、この状態だと各駅に客が溜まってくばかりの状態となります。
この状態で都市の発展を止めて数年間放置して各駅の旅客の溜まり具合を観察します。
その結果、両端の駅から中央の駅へはおよそ1:3の比率となりましたが、中央の駅から両端の駅への流動は1:7くらいになりました。
旅客度的には1:3の比率なのですが、どういうからくりがあるんでしょうか?
ちょっと疑問ですが、中央の駅の旅客度の総和が大きすぎる影響はあるのかもしれません。
ざっくりひとまずそんな感じでした。