ペルリ的な何かなブログ

Simutransとかいろいろ自由気ままに書き散らす

Simutrans OTRP開発終了に寄せて その3 ~OTRPが残したものとこれからのSimutrans~

さて、連載も最後となりました。

pm1965.hatenadiary.jp↑からの続きとなります。

 

おそらくOTRP最後のバージョンも公開されました。

 

OTRPという名前がついてから3年弱くらいでしょうか。二車線化パッチと呼称されるものが登場したのが2017年らしいので4年くらい続いたようです。

 

大まかな二車線化パッチ→OTRPの流れは以下の通りとなるわけです。

①道路を輸送の主役とするための二車線化パッチ

②OTRPと名付けられてからは開発支援機能の追加

③鉄道で使うことをメインとした連結機能および連結機能を有効に使うための各種機能

④旅客流動の仕様変更機能

(⑤OTRPではないがスクリプトへの対応)

 

さて、現在もアンケートでデータ採取していますが、OTRPの普及率(自分の取れる範囲内となってしまっていますが)は2019年には30%程度だったのがこの記事を書いている2021年3月半ば現在では70%を超えるくらいにまで膨れ上がっています。

もうそろそろ1ヶ月半データを採っているので締め切ってデータを公表すると思いますが、それだけOTRPをメインで遊んでいる日本人が増えたわけです。

 

とくに車両の連結とダイヤ機能の実装をきっかけに一気に普及率が上がったような感じです。

 

Simutransにおける日本人の多くがOTRPに移行したあとにOTRPの開発が終了したという事で、OTRPからいわゆるstandardに戻る人はある程度いると思われますが、起動できなくならない限り、半数程度はOTRPに残り続けるのではないかと考えています。

具体的にいつどのくらいまで残るのかと言われると何とも言えませんが、MinecraftではMODの互換性の関係で一定のバージョンからアップデートせずに古いバージョンを使い続けている人がいるのに似た状況となるのではないでしょうか。

 

特にアドオン作者は現行のmakeobj 60-1からアップデートするかそれとも60-1を使い続けるかで選択を強いられることになりそうです。

また、いわゆるstandardの更新情報がなかなか流れてきにくくなるというような弊害が生まれることが考えられます。

 

という事でしばらくはOTRP版に残り続ける人がどのくらいいるのかというのをアンケートという形で採り続ける必要がありそうですね。

 

どういう結果になるかはわかりませんが。