という事で相変わらず一か月半くらい放置していますが毎月更新を目指している弊ブログ今月の記事です。
アクセス解析を見ていると、「Simutrans ダイヤ」なんて検索でこのブログに迷い込んでくる人もいるみたいでそういうのも需要あるのかなと思い今回の記事を書きます。
あらかじめ言っておきますが、これも複数回に分けて記事にしていきたいと思います。
まずはじめにSimutransでできることはとても限られています。
OTRP版ならいろいろ機能がありますが、今回はいわゆるstandard版で解説していきたいと思います。
数年前までニコ動に投稿していた「名前未定の開発記(西都地方マップ)」では当然standard版で列車の運行間隔調整を行い、ある程度固定された退避パターンを組んでいました。
で、まずはその基本となる運行間隔の調整です。
運行間隔の調整は上の動画で挙げたように車両基地で行うのが基本となります。
というのも、Simutransの路線設定でできることは、積載まで待機すること、積載まで待機するが、指定した時間が経過すると発車するのどちらか(※積載数まで達したら容赦なく発車します)しかできないからです。
上に掲載したような単純なターミナル駅では一定時間待つことはできても列車を等間隔で発車させることは困難です。
と、いうことでそれを改善するのが次の形です。
この形になると画像中央にある出発線で100%積載+最大待ち時間を設定してやることで運行間隔の固定ができます。
出発線の停車ポイントは一応駅でも構いませんが、駅にした場合には乗車率が100%に到達した時点で列車が出発してしまうことに注意しなければなりません。
出発線の手前に信号がちゃっかり置いてありますが、これを設置しなかった場合、奥にある留置線群から出発したときの列車が手前の線と奥の線から出てくる時間に差が生じることから若干間隔が崩れます。列車の運行間隔を等間隔にするにはこれを忘れてはならないのです。
続いて、複数の種別を同じ車両基地で運行間隔を同期させる方法です。
基本的には先ほどの車両基地の出発線を増やすだけでできます。
しかし、出発線の手前に置かれた信号機と出発線の停車場の長さを揃えたほうが運行間隔の同期はさせやすいです。
なお、加速や長さ、最高速の異なる編成を発車させる場合は、加速や最高速の遅い列車や編成の長い列車を先に発車させることが重要となってきます。
最後にただ運行間隔を調整したい場合ですが、最もシンプルかつ単純な構造にするなら次の形となります。
一番手間はただの棒線駅ですが、次の駅までの長さや最初の信号の間隔調整だけで列車間隔を作るという方法もあります。
この場合はほかの系統との運行間隔の同期は難しくなります。また単線区間を使った調整もありますがこの場では割愛します。
なお、この構造や単線を使うと駅間や駅でバカ停することも考えられるのでそれを許容できるかどうかというところがあります。
今月はここまでとします。続きは来月にでも。
↓という事で続きです