ペルリ的な何かなブログ

Simutransとかいろいろ自由気ままに書き散らす

【Simutrans_OTRP】自分流ダイヤの組み方

こちらはSimutrans Advent Calendarの記事ではないですが、何人かの記事に触発されて起こしてます。

さて、Twitterなどでも少しスクショをあげていますが、現在、動画化することを前提としたマップ開発が続いております。

割と行き当たりばったりな開発環境ゆえに作るつもりのなかった路線なんかがあったり、逆に作ろうとして放置されてる路線があったりですが、線路工事は7割方完了して一部路線では列車の運行が始まるくらいになりました。

そこで、自分流のダイヤの組み方を紹介していきますが、先人がいい記事を書いてくれてるので先にそちらを読むことをお勧めいたします。

 

sites.google.com

↑ahakoku氏の記事。基礎的な話から要注意点まで解説して、いろいろ方法はあるから自分に合った方法を探してね?的な記事。

ahozura.kasu.me↑最近ドキュメント化に定評のあるahozuraNSのメンバーのうち、ちょーらぴっど氏の記事。先述のahakoku氏の記事からさらに発展させて、「自分はこうしてる」をドキュメント化した感じです。

まぁ、Simutrans_OTRPでダイヤを組んで列車を運行するならこの2つの記事を読めばだいたいOKな感じです。

ここにつけ足したりやってない部分を紹介しつつブログの記事にしていこうと思います。

今回のモデル路線です

先に完成した路線ですが、この表のように運行する計画となっています。

甲特急・乙特急は月24本を交互運行。急行と普通(東)は月48本、普通(西)は月24本運行となっています。また普通(西)は途中の伊作駅から分岐する支線へと乗り入れています。

各駅の設備は表のとおりとなっており、各駅のうち、採時駅のところに〇印のついてる駅が採時を行う駅となっています。採時駅では列車の停車通過関係なしに発車時刻ないし通過時刻を計測しています。

採時の方法はほかの方がやっている通り、列車が駅を通過したときに表示される時刻をOuDiaなどに入力していきます。なお、自分の場合は採時時にスクショを撮っています。

通過時刻も採時するメリットとしてダイヤの精度が向上する点が挙げられます。デメリットはそれだけ手間がかかることでしょうか。

また採時駅を限定させることによってOuDiaなどでの入力する要素が減らせるというメリットがありますが、非採時駅での微調整はほぼできなくなります。

自分の場合、1つの路線に対して1種類の編成しか使わない方針を採っているのでこの方法でも問題ありません。

採時の例

これを行う理由はタイピングミスなどによりダイヤがおかしくなった時に確認や修正を行いやすくするためです。(手間はかかりますが)

逆に採時を行う駅を限定させることによってダイヤ作成時の手間を省いています。(棒線駅などでの時間調整がやりにくくなるなどのデメリットもありますが)
それらをまとめたのが以下の表となります。

名鉄道線のダイヤ(計測版)

ここではダイヤを実測版と本番環境用に分けておきます。(オリジナルの所要時間は別で残したほうがいいと思います)

ダイヤはだいたいこんな感じでやっていきます。

わかりやすく1号2号…としています。1号と2号を別々のコンセプトにすることもありますし、1号の改良型が2号みたいなケースもあります。

ここで、今回のダイヤで要求したいことなのですが…

・両始発駅である二名地方の駅と梁田駅での入線待ちは極力減らす

・甲乙特急は両駅の発車時刻を毎時0分(甲特急)30分(乙特急)にできる限り近づける
・それ以外の種別は1つの路線設定で退避パターンを実現する

・伊作駅では支線ホーム→上り本線に出るときに下り線を支障するが、そのタイミングで支障する列車が存在しないようにする
・阿波駅でも始発列車が下り本線に出るときに上り本線を支障する。当然それも交差支障が発生しないようにする。

・急行は東山田駅で甲あるいは乙特急を退避する
・その他の駅での普通列車は適宜退避する

といった感じです。

計測ダイヤを要求案件に乗せて、とりあえず甲乙特急のダイヤ制定

ややこしくなるのでここでは下り(梁田方面行き)だけを扱っていきます。

ちなみにOuDia上でも採時駅しか掲載していません。

下り急行ダイヤまで決まる

見た感じ、頑張れば急行は甲乙特急から終点まで逃げ切れそうですが、途中で特急に抜かれる急行というものを実装したいので、要件通り東山田駅での退避を行います。

あとは普通列車ですが、西側は二名から伊作まで逃げ切れそうですね。途中の退避駅は不要そうです。

東側の普通も阿波駅で急行が出たうしろに出せば安達駅くらいまでは逃げてくれそうですね。

同様に上りダイヤも急行と特急を決めておく

で、とりあえず上下のダイヤが決まると上の図のように決まりました。

阿波駅の上り線も伊作駅の下り線も特急退避のおかげで交差支障せずに列車を出せそうなタイミングがありますね。また、二名駅では甲特急が入線待ちと出発待ちを起こすかもしれないタイミングであることがわかりますが、何とかなるでしょう。多少の誤差には目をつぶることにします。

さて、手間のかかる普通(東)のほうから手を付けていきます。
普通(東)は阿波駅を上り急行が発車するのと同時に発車すれば交差支障の心配がいらないでしょう。

普通(東)の発車時刻が決まったので仮でダイヤを入れてみる

入れてみると安達で特急と急行の通過待ちをした後、蝦夷か大和まで逃げ切れそうですが、大和駅で特急退避を入れたら急行は退避できないため、米倉まで逃げ切れるかが問題となってきそうです。

入れてみた結果、結構きれいに収まりました

安達駅で退避した結果、大和まで逃げ切れてそのうえ、大和~米倉で急行から逃げ切れるのでこういうパターンになりました。また、融通のきく普通(西)はてきとうに入れておきます。

ともあれこれで下りダイヤはひと段落です。

同様に上りも設定していきます。

そしてこうなった

そしてこんなダイヤが完成しました。てきとうに組んだわりにはいい感じに要求事項をクリアしています。
気を付けるべきは二名駅で普通と甲特急が、梁田駅で乙特急と普通がそれぞれ交差支障するのが確定しているので割り当てホームを気を付けなければなりませんね。

普通(西)の支線側のダイヤは本線の都合に合わせて駅を調整するだけにしました。

下りダイヤ

上りダイヤ

あとはほかの方が記事に起こしてる通りにスケジュールに落とし込めば完成です。
なお、採時駅であっても発車時刻を指定する必要のない駅では発車時刻を設定せず、そのままの設定としています。(デメリットとしては車両性能が向上した車両に置き換えるのにダイヤがずれていくことになるので、作り直しになる点でしょうか)

列車を流してダイヤ通りに動けばとりあえずダイヤは完成です。

いろいろ要求案件は並べましたが、多少の妥協も重要ですし、実現不可能となったときに何をやめるかという優先順位付けも重要だと思います。(例えば特急列車の交差支障停車は避けたいけど普通列車なら容認するなど)

あと実際に動かしてみて列車を眺めてみて、それで自分が満足いくかどうかも重要ですね。


なお、動画等は今後アップしていく予定なのであと数か月以内に投稿したいです。

 

あとがきですが、Ahozuraの記事は洗練されてて読みやすいのでいいですね。このブログの記事ももっといい感じに清書してもらいたいくらいです。
記事を書くのも練習を重ねればもっとよくなるのでしょうけど。