pm1965.hatenadiary.jp↑の続きです
その1ではどの駅で乗り換えて目的地まで向かうかを解説しました。
後半であるその2では何に乗るのか?を説明していきます。
といっても簡単で次に乗り換えまたは目的地となる駅に止まる乗り物のうち「一番最初に駅に到着していた乗り物」に乗ります。
再度この図で説明します。
例えば先ほどの記事の例3の朝霧から摂津富田まで向かう旅客がいたとします。
ルートコストが最小となる乗り換え経路は明石と高槻での乗り換えです。
ということで朝霧から明石に向かって明石駅に到着したとします。
この旅客が明石駅に着いたときに運よく新快速が来て、満員でなければ新快速に乗れます。
しかしながら快速が新快速よりも先に来た場合には快速に乗りますし、普通が来れば普通に乗ります。
さらに明石駅で普通が新快速の通過待ちをするために待機時間を設定していた場合には先に普通が到着するので普通に乗ってしまいます。
これの何が問題といいますと、緩急接続を行う駅では必ず待つ側に乗客が集中して、先に発車するはずの電車に全然乗ってくれなくなります。
その結果、普通ばかりに混雑が集中して上位種別に全然人が乗らず、かつての朝ラッシュの営団東西線のようになってしまいます。
これをうまく緩和するには緩急接続をやめてただの退避にする、普通を系統分断する、快速の停車駅を見直して、乗り換える駅を変えるなどなどいろいろあります。
ちなみにこの先に来た乗り物に乗るというルールですが、1つだけ例外があります。
それは環状線を回ってもう一度同じ駅に停車してから別の方向に向かう場合です。
例えば現実世界の大阪環状線の天王寺駅ですが、大和路快速は大阪環状線を周回してもう一度天王寺駅に戻ってきてから奈良方面へ向かいます。
この場合、最初に環状線を回る時には奈良方面の客は乗らず、次の寺田町から奈良方面の客が乗り始めて、天王寺駅で待っている奈良方面の客は環状線を回りきった電車に乗ってきます。
まとめ
Simutransの旅客は
①ルートコストによって乗り換える駅が決定される。
②実際に乗るのは次に乗り換える駅に止まる乗り物のうち、最初に到着した(してた)乗り物
③もう一度同じ駅に止まるときはその先の駅まで行く乗客は乗らない
大雑把にこの3点です
この続き的な話を2年ぶりくらいに書いてみました。
長くなりますが、興味があればどうぞ