ペルリ的な何かなブログ

Simutransとかいろいろ自由気ままに書き散らす

【Simutrans】運賃について

アドベントカレンダーが終わったと思えばあっという間に年を越して半月ほど。

時間の流れというのは早いものですね。

今年は年末くらいからOTRP版に斜め駅の実装が始まり、今はそのデバッグをしながら斜め駅対応のアドオンが増えていくのを待っているという段階でしょうか。

今月の記事はタイトルの通り、Simutransの運賃について考えていきたいと思います。

Simutransの貨物輸送、結構儲かったり逆に全然利益が出なくて苦労するなんてことが多々あると思います。

石油は利益が出やすいとか紙は儲からないとか…

そこでここではpak128での運賃計算について考えていきたいと思います。

そもそも、Simutransの運賃は次の計算式で求められます。

{value[運賃]+(value[運賃]×speed_bonus[スピードボーナス:%]×bonus_multplier[速度比])}×距離(※設定によって異なります)

※1式の一部で四捨五入処理が入る関係で微妙に数値がずれる場合があります

※2マイナスとなる場合には最低運賃(0.02ℂ)が設定されているものと思われます

また、bonus_multplierは基準となる速度と実際の速度の比率で決まり次の式で求めることができます。

(実際の速度-基準速度)×10/基準速度

ゆえにスピードボーナスが加算される貨物に関しては高速になればなるほど莫大な利益を出しますし、逆に低速になればそれだけペナルティとなるわけです。またスピードボーナスが0の場合には速度関係なしに一定の運賃収入となるという事です。

ちなみに貨物一覧からこの数値を見ることができます。

貨物一覧の一例

貨物一覧からこの画面を出すと各交通機関での特定の速度における運賃一覧が出てきます。

輸送手段横にある数字のところが変えられるようになっており、任意の数値を入れることによってその速度で輸送した際の運賃が表示される仕組みとなっています。

この設定では列車は80km/hで運行した際にスピードボーナスが0となるようになっています。

速度を60に変えた場合

速度を60km/hに変えた場合、表の数値がこのように変わり、スピードボーナスが0の石炭は運賃が変わってないのに対して旅客は運賃が下がっているのがわかります。

ついでなので、pak128における貨物の詳細一覧を掲載しておきます。

pak128における貨物一覧

郵便のほうが旅客より運賃が高かったり、重量当たりの運賃は旅客がそれなりに優れていたり、いろいろと発見がありますね。

また、このへんの話はアドオンを作る際などのランニングコスト計算の参考にもなると思います。例えば、先ほどのpak128の列車で最高速度80km/h、定員100人の列車を作ろうとした場合、ランニングコストは乗り物が1マス進むのにかかるコストなのでランニングコストが14ℂ以上になると絶対に黒字にならない乗り物になるという事です。

乗車率が20%程度で黒字になるようにするのなら2.8ℂにしなければならないという事にもなります。
逆に編成でランニングコストと定員がわかっていれば、その編成の利益分界乗車率が計算できることにもなります。

今回はそんな話でした。