ペルリ的な何かなブログ

Simutransとかいろいろ自由気ままに書き散らす

寄席に出会っていった自分

という事で、今月のブログのほうはSimutransお休みで参ります。

とはいっても、Simutransに関しては新プロジェクト(6か月遅れ)が順調に遅れ続けていますのでその間つなぎにでも与太話にお付き合いいただければと思います。

 

落語や寄席といった演芸に興味を持ち始めたのは、毎週日曜日夕方五時半に決まって出てくる色とりどりのおじいさんたち。テレビの中では時折難しい言葉を操り時にほかの出演者の悪口を言い合う番組で、幼少期にも見てた番組でした。

最近になって主演者が変わったとか昔の番組をBSでやってるとかそういう情報が入ってきたので、試しに見てみよう、(幼少期に理解でき中田やり取りの意味を知ってみよう)という事で見始めたのがほぼスタート地点でした。

もちろん、人生の中で落語を一切聞いたことがなかったというわけではありませんでしたが、まぁ、似たようので一度か二度。だれがなにをやったのかもおぼえっていないような状況でししたので。

まぁ、あんなやり取りをしているおじいさんたちですが、座布団の取り合いで生きて言ってるわけではなく、普段のあの人たちっていったい何者なんだろう、テレビのやり取りよりも面白い話が出てくるんじゃないかと思い、いろんなWikiを見て回って、なぜあの人たちはああなったのかを知りました。

 

その過程で笑点の出演者は落語家である、落語をする人であるという子がわかってきました。誰の弟子で、得意話は何で、名はとか年齢はとか…

落語家って調べるとどんどん面白い話が出てくるんですね。特に笑点周りの話は。

 

ということで、この人たちの本業である『落語』とやらを一度見てみたいとなりました。

東京で落語といえば定席(毎日落語をやっている劇場)が4か所、とりあえず3000円くらい持っていけば入れて、予約は不要と。

 

出演者を眺めていたら当代の司会である春風亭昇太師匠の字があったので早速行ってみようということでいった浅草演芸ホールが最初の定席でした。

前座二つ目真打の身分は一応知ってたのですが、前座の落語からまず面白くて笑ってしまいました。

見習いだからと言って油断していました。今にしてみれば基礎に忠実な初天神でしたが、何も知らない人がいきなり見ても十分に笑える落語を前座のうちからできちゃうんです。

 

そのあとも知らない噺家や芸人が次から次へと出てくるのですが、みんな全然違うし、独自のキャラを持って落語をするので誰が出ても笑って、曲芸が始まればそれに目が釘付けになりでを不思議な時間過ごしました。

5時間も落語見続けたらさすがに飽きるかなと思っていたんですが、全くそんなことはなく、知らない面白い話が次から次へと出てくるのは本当に今までにない体験でした。

 

時折ちょっと聞いたことのある名前の師匠が出てきたと思えば前の話をマクラで触れて落語で受けてたフレーズをそのまま出してきて笑いをかっさらっていく…

これがその日目当ての師匠が出てくるまでに起きたことです。

 

いよいよラスト、トリである春風亭昇太師匠の出番です。

出囃子が鳴ってめくりをめくれば昇太の文字。

いよいよ白い司会者が出てくるわけです。

大きな拍手に包まれて登場するは春風亭昇太師匠。誰もが知る白い司会者ですね。

マクラのほうは結婚に関する話でしたが、落語のほうは古典落語のようでした。

昔の話なのであまりよく覚えてないんですよね…

 

ということで初めて行った寄席の感想なんですが

・知らない人が出てきてもずっと笑っていられるくらい笑わせる

・生でやっているライブ感というのが半端ない

・テレビで知ってる有名な噺家が当たり前のように出てくる

・途中の色物(曲芸など)もしっかり楽しめる

ので5時間はあっという間でしたね。

これで自分は寄席というところの楽しさを知ってしまいました。

 

何も考えずに行けば行ったなりに楽しめる場所なんだなと。

何の準備もいらず、ただ入場券代を持って寄席に行くだけ。それだけで寄席が見られるわけです。

 

※ただし、自由席制なのは上野鈴本演芸場新宿末廣亭浅草演芸ホール池袋演芸場の4か所でそれ以外は基本的に指定席のようですが…

 

ともあれ、落語と寄席の面白さに触れてしまい、知ってしまったのでそういう趣味に最近走りがちなんですね。という話でした。