ペルリ的な何かなブログ

Simutransとかいろいろ自由気ままに書き散らす

【Simutrans】混雑を放置したときに起きる事象

今月はそんな記事をやってみたいと思います。

マルチプレイなんかでたまに混雑(いわゆる赤棒)を放置される場合なんかがあると思いますが、どんな影響があるのでしょうか?ということを検証してみました。

サムネ用の赤棒画像

なんとなくダメみたいな認識を持ってる人もそこそこ居ると思いますし、そこまで目くじらを立てなくても…と考える人もいるかもしれませんが、自分はマルチプレイにおける混雑放置は迷惑行為に値する行為だと思っています。

 

自分が主催するマルチプレイにおいては多少の混雑は致し方ないという考えですが、慢性的な混雑に関しては抜本的な解消をすべきと考えています。理由は以下の通りです。
不確かな事象も含まれるので今回記事を起こすにあたって検証していく部分もあります。

 

①他人の路線に関して上下線での混雑の不平衡が生じて適正な輸送力がわかりにくくなる
 加えて混雑が解消された時に急な混雑の影響を受けてほかに混雑が波及する

 なお、ルートコスト法における旅客流動を採用している場合にはその仕様上、上下方向における旅客の不平衡は少なからず生じますが、混雑放置の場合には顕著となります

 

②ほかの都市の発展が鈍化する(?)
 都市は旅客などが”到着”した場合に発展するのでフィーダー輸送が停滞すると発展が鈍化するのではないか?

 また旅客は出発地と到着地双方が対の状態となって発生する(らしい)ことから、真面目に輸送してる都市では人口増加が鈍化するのに対して混雑放置してる都市はさほど影響を受けない(?)

 

③単純にだらしない

 手を付けておいて放置して混雑放置して…というのはいささかほかの参加者に対しても失礼じゃないかと思います。

 できない(やらない)のであれば自分の力量に見合った開発をすべきじゃないかと思います。

 加えて言うのなら、混雑の放置はどうでもいいというダラっとした空気を作る原因の一つになりかねないので好ましく思っていません。

 

どちらにしても基本的にはマルチプレイにおける立ち回りはほかの人とSimutransをやっているという認識を持ってほしいと思っています。

 

ここから今回の検証となります。

①旅客は出発地と到着地で対になるように生じるのか?

コード的にはそういう挙動をしているようです。

次の画像を見ればわかると思います。

この後に検証するマップで試験的に旅客を発生させてその発生量を観察した結果です。

それぞれのバス停からの発生と目的地の発生量が一致していることからその通りなのだと思います。

 

②混雑を放置したときに発生する症状

意図的に混雑を放置するため、このようなマップを用意しました。

中央から東西南北に都市を用意し、各都市を巡回するバスと中央のハブと各都市を結ぶバスを運行します。
4都市の人口はほぼ同じになるように調整されています。

この4つの都市のうち西の都市だけ市内輸送の輸送力を少なくしてその変化を調べました。
そのため、人口比でマップ内の1/4ほどのエリアが混雑の状態となっています。

その結果が以下の表です。

1930年から1960年までの30年、bits_per_month = 19(pak128デフォルトの状態)で経過させた結果です。

等速で動かした場合、57時間(2日と9時間)程度の時間経過となります。

混雑を発生させなかった状態に対して混雑放置した場合、若干ですが人口増加量が減少しています。

どちらかというと旅客輸送実績(年間)の減少のほうが影響が大きいように思えます。

 

本来は数回データをとって平均をとるべきなのかと思いますが、簡易的なデータ採取ということで。

混雑放置してる都市の人口増加が変わらないというのは間違いのようです。(ケースバイケースとはなりますが…)