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【Simutrans】琥珀地方の話その4~単線1線スルーを実現する方法を交えて~

さて、毎月400以上のアクセス数を安定して叩きだしている弊ブログですが、先にこの記事を起こしていきます。

最近は月に2回くらいの更新をすることも増えてきましたね。

かれこれ3年くらいずっと毎月ブログを更新し続けてきました。

今は書き残したいことが多くあるのでネタにはそれほど困らず、逆にブログの執筆時間の確保や記事を出すタイミングを考えて多少は計画的にブログを更新していってます。

 

さて、琥珀地方の#07では完全1線スルーの単線路線を流しました。

www.nicovideo.jp

www.youtube.com

今の今までSimutransで実装したかった単線1線スルーな特急街道です。

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#07で登場した1線スルー駅、「つつじ駅」

1線スルーを実現するとともにカツカツなダイヤのために駅間で続行運転が必要となったため、ダイヤを制定して列車を運行するんだからという理由で駅間に信号を設置しています。

そのため普通列車が駅に止まると同時に特急列車が通過していくなんてシーンになったりしています。

前々から研究を続けていた単線1線スルーが一応実用段階まで研究が進んだので先にそちらのほうを記事にしていきます。

 

基本的な思想はsou氏のアドベントカレンダー記事がベースになっています

soukouki.hatenablog.jp

ただし、この記事での単線1線スルー駅は欠点を抱えていまして、スルー駅を通過する列車は次の信号が開通するまで前の駅を発車できず、高密度運行や続行運行に対応できないという点でやや難がありました。

そこで、改良を加えたのが以下の駅の信号配置です。

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1線スルー駅の配置

駅の両端にプレシグナル、中央に通常の信号機をいずれも両方向通行可能な状態で配置します。これによって通過列車も1線スルー駅までは

 

この路線は完全にダイヤありきで設計されているため、回送列車の1本、臨時列車の1本、いずれも運行することが許されない路線となります。

仮に設定ミスやほかの原因によってダイヤが乱れた場合にもあっという間にデッドロックを引き起こすほど脆いものとなっており、とても繊細で美しいものだと思います。

緻密にダイヤを組んでその通りに運行できるならば、この構造の駅だけで十分ですが、ダイヤを組まない場合や、回送・臨時列車が入る場合にはこの駅だけを採用していてはデッドロックが必ず発生します。

それを回避するために次のような駅を用意します。

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ただの交換駅

ごく普通の交換駅です。駅じゃなくて信号所でもいいです。

終端駅―交換駅……交換駅―スルー駅―交換駅……交換駅―終端駅

と繰り返すことによって、1線スルーを実現しつつデッドロックの発生しない線路を建設することができます。(交換駅で必ず列車の行き違いができるため)

逆に1線スルー駅を2駅連続させたりするとそれだけでデッドロックの原因になります。

また、列車の密度から棒線駅のことを考慮していませんが、基本的に考え方は1線スルー駅と同じです。ただし、駅から出ていく方向の信号機はロングブロックシグナルの設置が必須となります。

 

ちなみに琥珀地方では駅間に設置した信号機を三現示信号(プライオリティシグナル)にすることによって交換設備間の列車の進行方向を固定させることができることから積極的に配置しています。

 

このへんももう少し掘り下げれば単線でうまく列車を運用する手法が開拓できそうですね。

 

今回はこのへんで終了とさせていただきます。

#07の解説後編はダイヤの組み方ということで解説していきたいと思います。