さて、前編ではダブルスロープ対応とタイルハイトについて説明しました。
ここから後編の自分が一番言いたかったことです。
Twitterをはじめとして、動画やwikiまで使われている「緩急坂」という表現です。
緩急というのは緩くて急という意味で今回のダブルスロープで実装された従来よりも緩い坂、急な坂に対してちょうどいい言葉でしょう。
おそらくタイルハイト(以下面倒なのでTHと記載)が8の時、16の時にも緩い坂、急な坂という意味で使うのも適切でしょう。
でもよくよく考えてください。
TH=8の時の緩い坂、急な坂とTH=16の時の緩い坂、急な坂は全く別のものを指します。
具体的にTH=8の時のダブルスロープ(相対的に急な坂)とTH=16の時のシングルスロープ(同緩い坂)は全く同じものを指すのにもかかわらず、それぞれの環境では全く別のものを指します。
また、wikiでよく書かれている緩急坂対応の…という一文、一見するとわかりやすいようでわかりにくいです(サムネを見ればわかりますが)。
特に緩急坂対応と書かれたアドオンページにTH=8のアドオンとTH=16のアドオンが並んでいること自体自分としてはどうなのと思いますし。
なによりTwitterなんかではTH=8のシングルスロープのことを指して緩急坂という表現をすること自体誤解を生む表現と思いますし、TH=8のときのダブルスロープを急坂というのもTH=8という環境前提の話となります。
今一度、緩急坂、急坂、緩坂。それぞれの使い方を考え直す必要があるのではないでしょうか?
特に情報を発信する人は誤解を生みやすい表現を行っていることを忘れていないでしょうか?
一度定着して広まった呼び方は簡単には変えられませんし、正すことを必要と感じない人にとってはどうでもいいことなのですが。